最近自分ドメインからフリーメールやプロバイダーメールにドメインメール転送をした場合、ある日届かなくなる事例が増えています。現在判明している判例を報告しております。ぜひ一読されてください
メール配信が失敗した時のエラーコード一覧
Microsoft Outlook系エラーコード |
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コード | テキスト | エラー理由 |
0x800CCC90 | メールのアカウント名およびパスワードが間違っている場合に表示される可能性があります。 | https://support.microsoft.com/kb/881607/ja |
0x800CCC92 | メールのアカウント名およびパスワードの再入力を行って下さい。 | https://support.microsoft.com/kb/882947/ja |
0x800CCC0D | 受信メール サーバーおよび送信メールサーバーが見つからない場合に表示される可能性があります。 | https://support.microsoft.com/kb/881604/ja |
0x800CCC0E | インターネット接続確認を行ってください。次にアカウント設定でメールサーバー名の確認を行ってください。サーバー名の確認をしても接続できない場合は、一旦アカウント設定を削除し、アカウントの再作成を行って下さい。 | https://support.microsoft.com/kb/881603/ja |
0x800CCC18 | メール サーバーへのログオンに失敗している場合に表示される可能性があります。 | https://support.microsoft.com/kb/881601/ja |
アカウント設定で、「セキュリティで保護されたパスワード認証で…」のチェックを外してください。 | ||
0x800CCC15 | ウイルス対策ソフトが影響して送受信が出来なくなっているなど、様々な原因でメールの送受信が出来なくなっている可能性があります。 マイクロソフトのサポートページで詳細をご確認ください。 |
https://support.microsoft.com/kb/813514/ja |
0x80042108 | https://support.microsoft.com/kb/813514/ja | |
0x80042109 | https://support.microsoft.com/kb/813514/ja | |
0x8004210A | https://support.microsoft.com/kb/813518/ja | |
0x8004210B | https://support.microsoft.com/kb/882257/ja | |
0x800CCC79 | 受信者がサーバによって拒否された可能性があります。 | https://support.microsoft.com/kb/881610/ja |
宛先の確認を行って下さい。 | ||
4xx:一般的なメールエラー番号一時的なエラーのため、後でメール配信を再度試してみて送信ができることがあるものです。 |
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コード | テキスト | エラー理由 |
421,”4.4.5” | Server busy, try again later. | 送信先のサーバーがビジー状態である。 |
421,”4.7.0” | IP not in whitelist for RCPT domain, closing connection. | 送信元アドレスが受信側のホワイトリストに入っていない。 |
421,”4.7.0” | “Our system has detected an unusual rate of unsolicited mail originating from your IP address. | 送信元となっているIPアドレスから大量の迷惑メールが送られているため一時的にブロックしている。 |
To protect our users from spam, mail sent from your IP address has been temporarily blocked.” | ||
421,”4.7.0” | Temporary System Problem. Try again later | システムの一時的な問題。 |
421,”4.7.0” | TLS required for RCPT domain, closing connection. | 受信側にてTLS(メールの暗号化)の要求がなされた(暗号化がされていない)。 |
450,“4.1.1” | Recipient address rejected. unverified address: | 受信アドレス認証のないアドレスであるため拒否された。 |
450,”4.2.1” | “The user you are trying to contact is receiving mail too quickly. | メール送信にかかった時間が短すぎる。(メールは一定時間内に受信可能な通数制限を設けており、それを上回る量のメール送信が行われた際にメール受信が拒否されたりします。それを防ぐためメール送信にかかる時間をあえて遅くすることを「スロットリング」と呼び、これによって安定的なメール配信を行うことができます。) |
Please resend your message at a later time. | ||
If the user is able to receive mail at that time, your message will be delivered.” | ||
451,”4.3.0” | Mail server temporarily rejected message. | メールサーバーで一時的に拒否された。 |
451,”4.4.2” | Timeout – closing connection. | タイムアウト |
452,”4.2.2” | The email account that you tried to reach is over quota. | 送信先のアカウント容量がオーバーしている。 |
5xx:永続的なエラー番号メールアドレスの容量がいっぱいになっていたり、アドレスが使われていないなど、何らかの対応をしない限り解決できないエラーが多い |
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コード | テキスト | エラー理由 |
501,”5.5.2” | Cannot Decode Response. | 応答を解読できない。 |
502,”5.5.1 | ”Unimplemented command. | コマンドが実行されなかった。 |
530,”5.7.0” | Must issue a STARTTLS command first. | メールの暗号化(STARTTLS)が必要。 |
550,”5.2.1” | The email account that you tried to reach is disabled. | 送信先のメールアカウントが無効である。 |
550,”5.7.0” | Mail relay denied. | メールリレーが拒否された。 |
550,”5.7.1” | Email quota exceeded. | メール容量が超過している。 |
550,”5.7.1” | Unauthenticated email is not accepted from this domain. | このドメインから認証されていないメールを受け取れない。 |
552,”5.2.2” | The email account that you tried to reach is over quota. | 送信先のメールアカウントの容量がいっぱいで新たにメールを受信できない。 |
553,”5.1.2” | We weren’t able to find the recipient domain. | 送信先となるアドレスが見つからない。 |
商談や展示会などのビジネスシーンやインバウンド客へのプロモーションなど、中国のお客様とコミュニケーションをはかる機会がある方も多いのではないでしょうか。
中国ではネット環境への独自の規定やセキュリティ強化がとられているため、一般的に行われているメール配信の手法では、うまくいかないことがあります。
現在多い事例
qq.comへのメールがほとんどエラーになる
qq.comの独自に設けられた厳重なセキュリティシステムにより、送られたメールはほとんどがブロックされている状況のようです。
中国にはGmailが届かない
日本からGmailアドレスを使ってメールを送っても、ほとんどが不達になってしまうようです。
現状では、日本から中国へのメールを届ける「確かな方法」があるといえません。qq.comへの送信やGmailからのメール送信はエラーが起きることがほとんどなので、ビジネスの効率面から考えても避けるべきでしょう。
下記の理由で届かないケースが起きています
- 一度に多数のメール受信を行った場合
- アドレスの打ち間違いや、無効なアドレスに送信している場合
- メールの容量が著しく重たい
- 1度の配信で、同じサーバー(IPアドレス)からの送信数がQQが定めた規定数を超えている場合(QQは毎分、毎時間、1日の間隔で配信上限をチェックしており、これらのどれかでも規定を超えた場合、配信はエラーとなります)
- メールの内容が大量配信向けの内容(メールマガジンなど)と見なされた場合
これだけ見ると、日本における携帯への配信に対するセキュリティー対策とそれほど大きくは変わりませんが、90%のメールがブロックされているという事実を見ると、セキュリティーの厳しさは日本のそれとは比べものにならないのかもしれません。
この場合多いのは、全員と送受信できないことが重要です。
以下の項目をチェックしてください。
1,ブラウザなどで他のホームページなど閲覧できるか?
2,ルーターを再起動してみてください
3,ハブをお使いであれば電源OFF & ONを試してください
4,ケーブルは繋がっていますか
ここまではハード的なチェックでした。それでもダメな場合は
1,メールサーバーの障害の疑い
弊社までご連絡ください
2,何度もパスワードを間違えていませんンか?
この場合、サーバー側のセキュリティーが有効になっている可能性が高くなります。近年パスワードアタック(辞書攻撃)が顕著になり、一定期間に複数回パスワードを間違えると、保護するために自動的に接続されたIPアドレスを接続できなくなるようになります。
この場合、時間がたてば自動復旧しますが、お急ぎの場合は弊社までご連絡ください。
その場合、現在の接続IPアドレスをいただければ解決が早くなります。
「あなたのIPアドレス」は、こちらで調べられます。
https://www.cman.jp/network/support/go_access.cgi
ポート番号を確認メールソフトの設定で、送信ポート(SMTPポート)が「25」の場合は 「587」に変更することで送信可能になります。
参考:OP25Bについて
- メールソフトの送信時の認証方式を確認
- メールソフトを使用してメールを送信する場合、送信者が正しいか認証が行われます。
この認証方法には「SMTP AUTH」と「POP before SMTP」という2つの方法があります。
「SMTP AUTH」は送信の際にID/パスワードを確認する仕組みであり、
「POP before SMTP」は送信前に受信動作を行うことによって認証を行う仕組みです。メールソフトで「SMTP AUTH」の設定を行っていない場合は、「POP before SMTP」が使用されます。この場合、送信前に受信動作を行っていただかないとエラーが発生し、送信を行えません。送信前に必ず受信を行っていただくようご注意ください。
なお、「POP before SMTP」は国外ネットワークからはご利用いただけません。
- 国外アクセス制限設定を確認
- 当サービスでは、サーバーのセキュリティ・安定性を高めるため
国外IPアドレスからのSMTP認証によるメールの送信を制限いたしております。国外にご在住等、国外IPアドレスからのSMTP認証が必要なお客様におきましては、
サーバーパネルで提供中の「SMTP認証の国外アクセス制限設定」にて制限の解除を行ってください。参考:SMTP認証の国外アクセス制限設定
弊社サーバーからの送信及び受信は無制限となております。
メールエラーで「Email quota exceeded」となっていれば、相手先サーバーの容量制限となります。
NTTなどでは10M制限となっていますのでご注意ください。
Base64でエンコードする際に約138%のサイズになってしまうので、実質添付できるファイルサイズは以下のようになります。
添付ファイル(画像)など 1.2倍増えます
メールサイズの上限設定
実際に添付できるファイルサイズ例
10MB=7.2MB
5MB=3.6MB
2MB=1.4MB
- 転送元の Gmail アカウントを開きます。
- 右上の歯車 をクリックします。
- [設定] を選択します。
- [メール転送と POP/IMAP] タブを選択します。
- [転送] セクションで [転送先アドレスを追加] をクリックします。
- 転送先のメールアドレスを入力します。
- セキュリティ上の理由から、転送先のメールアドレスに確認メールが送信されます。転送先のメール アカウントを開いて、Gmail チームからの確認メールを探します。確認メールが見つからない場合は、迷惑メールフォルダをご確認ください。
- 確認メールに記載されている確認リンクをクリックします。
- Gmail アカウントに戻り、再読み込みアイコン を探して、ウェブブラウザのページを再読み込みします。
- 先ほどと同じ [設定] の [メール転送と POP/IMAP] ページで、[受信メールを... に転送して...] がオンになっていること、指定したメールアドレスがプルダウン メニューに表示されていることを確認します。
- 2 つ目のプルダウン メニューで、転送後の Gmail でのメッセージの処理方法を選択します。[Gmail のメールを受信トレイに残す](推奨)、[Gmail のメールをアーカイブする] などの選択肢があります。
- ページの下部にある [変更を保存] をクリックします。
ユーザの多くが、個人的に取得している@gmail.comのアドレスにメールを転送する設定にされるようです。
こうした無条件の転送ではSPAMも転送されることになり、@gmail.comのメールサーバからは転送元のメールサーバがあたかもSPAM送信者であるかのごとく見えてしまいます。このため@gmail.comのメールサーバがあなたのメールサーバからの接続を一時的に拒否する動作となる危険が増えます。
出来れば「外部サーバーへの受信設定」を行ってください。
outlook.comはメールの判定基準が厳しめになっているようです(2015/11現在)
・管理者が設定したポリシー
・未確認の送信者からのメール
・大きすぎる添付ファイル
Gmailの場合も同じで受信許可のための「差出人セーフ リストと受信拒否リスト」で追加活用してください。
現在以下の情報で判断しているようです。(2015/11現在)
・管理者が設定したポリシー
・未確認の送信者からのメール
・内容が空のメール
このようにユーザーでコントロール出来ない部分でトラブルが発生しております。
お客様ドメインで受信されたメールを素直に転送すると、独自ドメインで受信されたスパムメールも転送してしまいますのでお客様自身のドメインサーバーがスパムサーバーとGmailで判断されることがあります。
このためできればGmailに転送によるメール集約ではなく、IMAPで独自ドメインメールをのぞきに来るような御利用を推薦します。
yahoo/ヤフーメールサービスをお使いのお客様で、自社ドメインで転送設定を行うことで迷惑メール扱いすることが多発しております。
サーバー不調ではなく送信者のメールアドレスを救済リストに事前登録しないと受信できないようになっておりますので、ユーザー様個別で対応お願いいたします。
【ヤフー対応説明サイト】
お客様で「なりすましメール拒否機能を有効設定」にすると、なりすましの疑いがあると判断されたメールはすべてヤフー側で受信拒否されます。
このとき、次のようなメールも受信拒否の対象となってしまう可能性があります。
メーリングリスト経由のメール
メール転送サービス経由のメール
送信元にプロバイダ提供のメールアドレスを設定し、該当プロバイダ以外のメールサーバーから送信したメール
メール拒否から救済したい場合は、転送用メールアドレスやメーリングリスト、特定のメールアドレスを「救済リスト」に追加しておく必要があります。
1.SPF への対応を行う
2.DKIM への対応を行う
4.SMTPサーバーの逆引き
5.SMTPサーバーがBlackListに登録されていないか確認する
7.受信者へスパム解除の作業をお願いするか、Googleさんへ問い合わせ
お客様側
転送設定